重度な自閉っ子 そーたん feat.パパ

溺愛の我が子は、知的障害を伴う重度自閉症児でした。可愛くて悲しくて、楽しくて不安で、日々ジグザグしているパパの気分をとりあえずブログで吐き出そう

動かない運動会

そーたん、幼稚園最後の運動会。

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ちなみに発達年齢1才のそーたん、
療育園ではなくて、一般の幼稚園に通ってます。恐ろしい事に・・

健常の子供達に混じって「年長さん」やってます。
年長ともなると、周りの子達とのギャップが大きくなってきて・・。

それはさて置き、運動会。

年少の時 ⇒
先生に抱っこされたまま徒競走 🏃
(先生が走ってるだけ)

年中の時⇒
溶連菌で不参加💀

一度たりとも運動してないな。
年長さんになったら少しは成長しているのかな?
お、出てきたぞ。

「入場」⇒ 列の最後を先生に”連行”されながら入場。
「綱引き」⇒ 綱握らされてるだけ。

変わらんな
まあそりゃそうか。

などと観ていると、それどころではなくなる起承転結の「転」が

(アナウンス)

「次の競技はお父さんにも参加してもらいまーす!」



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障害児と障害物競走(うまくない)。
ハードル高すぎる。

<状況>
スタート地点からゴールまでの直線ラインの中央に、フラフープが置かれている。

<ルール説明>
1.スタートと地点からフラフープまでは、パパの足に子供の足を乗っけてダッシュ
2.最初に子供がフラフ~プ(回)。その後パパがフラフ~プ(回)。
3.2人ともフラフープが終わったら、手をつないでゴールまでダッシュ

無理難題過ぎるけど・・・、進むしかない!この白線を!!

第一の関門
”パパの足にそーたんの足を乗っけて、フラフープまでダッシュ

うまく足乗せられるかな・・ 
「おんぶしろ」 と言わんばかりに背後に回るそーたん。
そこからかい。
遠目で、足に乗ってるように見えるギリギリの高さにそーたんを持ち上げてダッシュ
通常のダッコの3倍の辛さだ。

第二の関門
”そーたんがフラフープ。その後パパがフラフープ”
最大の難所。てか、できるわけあるか。
まずパパが出来ないんですが。
「そーたん、フラフープできる?」と渡してみるが、愚問。
ガン無視で観客席にスタスタ帰ろうとしとる。

やむを得ない。こうなったらパフォーマンス性でごまかそう。
一か八か。そーたん抱っこしたまま、2人でフラフープ!
でりゃー!!
火事場のバカ力。意外とうまくいった。

第三の関門
”ゴールまで手をつないでダッシュ
これはもうおまけだね。余裕×2。

そーたん、手つなぐよー。
「おんぶしろ」と言わんばかりに背後に回るそーたん。
うん、そうくると思った。

どーなるかと思ったけど無事に終わった。
その後のリレーでも、相手の子からバトン受け取って、先生と手を繋いでだけどちゃんと走ってた。
少しだけ成長したんだな・・。

2年前の年少さんの時、
周りの子供とのギャップをマジマジと見せられて、正直しんどかった。

今年も覚悟を決めて応援に来たけど、そーたんと競技出来ていい思い出もできた。
ママが撮ってくれてるであろう動画や画像は、永久保存版にしとこう。

「ママ、ちゃんと撮れてたー?}
ママ「あ、忘れてた」

思い出は思い出のままで・・・


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